【つまらない?】『ストレンジャー・ザン・パラダイス』は元祖サブカル映画として長年愛される不朽の名作-不朽の名作映画 eiga-meiga

『ストレンジャー・ザン・パラダイス』は元祖サブカル映画として長年愛される不朽の名作

ストレンジャー・ザン・パラダイスの写真
引用元:https://plantzine.exblog.jp/14591371/

不朽の名作と名高いジム・ジャームッシュ監督作品「ストレンジャー・ザン・パラダイス」。名作といわれる理由を3つのポイントに分けて解説します。また物語のあらすじや実際に観た人のレビューも紹介します。

あらすじ

ハンガリー出身のウィリーはニューヨークに来て10年になる。ある日彼のもとに16歳のいとこのエヴァを10日間だけ預かって欲しいとの連絡が来る。最初は渋々受け入れをするウィリーであったが、次第に二人は打ち解けていく。彼の友人であるエディも加わって三人のやりとりが繰り広げられていく。

基本情報

ジャンル ドラマ
公開年月 1986年
長さ 90分
監督 ジム・ジャームッシュ
出演俳優 ジョン・ルーリー、エスター・バリント、リチャード・エドソン、セシリア・スターク、トム・ディチロ、サラ・ドライヴァー

名作ポイントを3つに分けて解説!

1.公開当時に若者の間でプチブーム!青春サブカル映画の金字塔

ストレンジャー・ザン・パラダイスの写真
引用元:https://www.filmcomment.com/article/interview-jim-jarmusch/

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」は1986年の春、日本で公開されました。有楽町のスバル座という映画館で公開されると、若者の間で社会現象となり、いわゆる”サブカル”のブームを作り出しました。どこか切なくて青春を体現した本作は、80年代の若者の心に刻むこととなりました。現在見ても飽きることなく楽しめる本作品は、今も昔も愛される名作です。

管理人
今でいう”エモい”感覚が当時の若者にブームとなりました。

2.何もない物語に「青春」を感じる名作!

ストレンジャー・ザン・パラダイスの写真
引用元:https://www.filmcomment.com/article/interview-jim-jarmusch/

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の一番の特徴は、物語の独特の進み方にあります。ジム・ジャームッシュ監督特有の”何もない日常”をどこか特別に見せる技が光る本作です。真冬豪雪で周りが全く見えない湖に行ってみたり、何もすることがなくおばとカードゲームしかすることがなかったり、”何不自由ないけど退屈な毎日”が見ものです。それこそ青春時代のあるあるであり、共感があるからこそ懐かしさを感じるのでしょう。

管理人
作中で発せられる「新しいところに来たのに何もかも同じに見える」という言葉がこの映画の内容を体現している!

3.絶妙に噛み合わない三人のやりとりが癖になる

ストレンジャー・ザン・パラダイスの写真
引用元:https://www.filmcomment.com/article/interview-jim-jarmusch/

「ストレンジャー・ザン・パラダイス」の見どころの一つとして、主要人物三人の噛み合わない三人にあります。ウィリーとエディは性格はまるで違うし、エヴァの好きな音楽を嫌いだといい、エディはエヴァに興味津々だけどエヴァは見向きもしなかったり…。とにかく三人の波長はまったくありません。それでも三人一緒にバカンスを楽しんだり、湖を見に行ったり”物語”として飽きることがありません。ドラマ映画の至極の作品だといえます。

管理人
ジム・ジャームッシュ監督は1を10にも100にも増幅してみせる天才です。

平均点数

評価:3.9/5.0

※2021年12月現在

実際に観た人のレビュー

評価: 4.5
Jナカノさん

何も衝撃的な出来事が無いのに、鑑賞から数日経った今でも余韻に浸っている不思議な作品。ストーリーの流れが自然すぎるので、観ていて違和感が無くて気持ちいい。それでいて、ベタでありがちな話に収まっていないのが特徴である。
叔母が異常にトランプが強いシーンなど、一瞬無駄に思えるやり取りも、印象的なシーンとして記憶に残る。内容は一切変ではないが、作品としてはものすごくエッジが効いているという希有な一本に仕上がっている。
「遠い所に来たのに全部同じに見える」というセリフに激しく共感した。
(引用元:Filmarks

評価: 3.7
たきゃさん

退屈な日常の中にふと現れたエヴァ。気づいたら3人で旅をしていて、離れて、また旅をして。。フロリダへ行ってもバカンスじゃなくて競馬をしたり、特に感動したりもせず。普通だったら見過ごしてしまうような日常を映し出すことで、わたしには特別に感じました。ジムジャームッシュすごい。NYのアパートでタバコを吸いながら音楽をかけて踊ってるエヴァがすき!
(引用元:Filmarks

評価: 5.0
maさん

重心の低いカメラの視点、長回しのショットを繋ぐ暗転時の間によって、なんの変哲もない日常の倦怠感が独特のリズムで描かれている。
ジョン・ルーリーの音楽はもちろん、ポークパイハット、サスペンダー、コンバースというファッションも最高だし、マッチ棒を投げ捨てる所作すらキマりまくってる。
「新しいところに来たのに何もかも同じに見える」
何かが起きる期待は悉く裏切られ、突然に思いもよらない方向から何かが起こったりする。全員がすれ違うラストの余韻も適度に軽くて、いつ見ても最高。
(引用元:Filmarks

プライム会員登録!今なら30日間無料体験

【2024年11月】おすすめオリジナルコンテンツ紹介動画!

Amazon Prime Videoなら映画見放題だけでなく、Amazonショッピングの配送料も無料!

今すぐ無料体験