不朽の名作と名高いダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ主演の「クレイマー、クレイマー」。名作といわれる理由を3つのポイントに分けて解説します。また物語のあらすじや実際に観た人のレビューも紹介します。
あらすじ
舞台はニューヨーク。サラリーマンをしているテッドは仕事に明け暮れ、ある日昇進のチャンスが訪れたことを知る。嬉しい知らせをしるために帰宅したテッドであったが、妻ジョアンナは家庭を顧みないテッドに嫌気がさし家を出て行ってしまう。一人息子のビリーのため、慣れない家事と仕事を両立させようとする物語。
名作ポイントを3つに分けて解説!
1.ダスティン・ホフマンとメリルストリープの夫婦の裁判でのやりとり
引用元:http://basementrejects.com/review/kramer-vs-kramer-1979/
物語中盤に息子ビリーの親権獲得のため、夫婦2人は裁判を行うことになります。妻に家を出て行かれ幼い1人息子ビリーを育てるため、仕事と家事の両立に奮闘するテッド。最初は慣れない家事に苦戦するものの、ビリーに対して大きな愛を持っていきます。一方、妻のジョアンナは家を出るまでどれほど苦痛に耐えてたのか、そしてどれほどビリーを置いていくのが辛かったのか。そういった2人のビリーに対しての愛を裁判では語られるのですが、2人の演技が素晴らしいです。まるで本当の夫婦のような表情や発言が観る人の心に訴えかけるでしょう。
2.エリート会社員が1人の父親になるまでの成長物語
引用元:http://basementrejects.com/review/kramer-vs-kramer-1979/
突然したことがない家事をすることになったテッドですが、家のことは一切わからず、フライパンがどこにしまってあるのかもわからない状態。わからないことが多い中諦めずに奮闘する姿は観る人の情に訴えかけるものがあります。次第にビリーに対して深い愛情を注いでいき1人の父親になるまでの成長を描いているのもポイントです。
3.息子ビリーの親権はどちらに渡るのか?
引用元:http://basementrejects.com/review/kramer-vs-kramer-1979/
ビリーの親権獲得のため、夫婦2人は裁判で争うことになります。その裁判はどのように進めていくのか、そして決着はどのようについて最終的にどちらがビリーと暮らすのか。ラスト15分は怒涛のストーリー展開で、ラストにも注目の作品となっています。
管理人が選んだ名シーンを紹介!
「クレイマー、クレイマー」には様々な名シーンが存在しますが、その中でも管理人が厳選した名シーンをご紹介します。
名シーン:父テッドと息子ビリーがフレンチトーストを作るシーン
引用元:https://mediamania.tumblr.com/post/651942811347910656/kramer-vs-kramer-1979
観た人の多くの方はこのシーンは印象的だったと思います。妻に家を出て行かれた翌朝、テッドは息子ビリーと一緒に朝食を作ります。フレンチトーストを作ろうとするのですが、卵を割るときに殻を入れてしまったり、牛乳を入れ忘れてしまったり、挙げ句の果てに熱々のフライパンを素手で触ってしまい焼いているフレンチトーストを落としてしまう始末。家事をしたことがない男性のリアルなシーンに仕上がっていてとても印象的です。
主要登場人物とキャストを紹介!
ダスティン・ホフマン(テッド・クレイマー役)
引用元:http://www.dvdbeaver.com/film2/DVDReviews47/kramer_vs_kramer_blu-ray.htm
ニューヨークのビジネス街で働くテッド・クレイマーは日々、仕事に明け暮れている。彼は1児の子を持つ父親でもあったが、家庭を顧みることはなかった。そんな彼はある日妻のジョアンナ・クレイマーに離婚を切り出され家を出て行かれてしまう。息子ビリーを育てるために、慣れない家事をしていくことになる。
1937年生まれのダスティン・ホフマンは、アメリカの名俳優として知られています。本作以前では、「卒業」(1967)や「大統領の陰謀」(1976)などの作品に出演。そんな彼がテッドを熱演しアカデミー主演男優賞を受賞しました。
その後も「レインマン」(1988)や「スリーパーズ」(1996年)、「カンフーパンダ」シリーズにも演し、幅広い作品に出演しています。
メリル・ストリープ(ジョアンナ・クレイマー役)
引用元:http://www.dvdbeaver.com/film2/DVDReviews47/kramer_vs_kramer_blu-ray.htm
テッドの妻であるジョアンナは、家庭を省みないテッドに飽き飽きし、ついにテッドと息子ビリーを置いて家を出ました。一人の生活に生きがいを見いだした彼女ですが、一人息子のビリーを置いてきてしまったことを後悔します。そして家を出て数ヶ月がたったある日、再びテッドのもとに姿を現します。
1949年生まれのメリル・ストリープは、実力派俳優として名を知れています。本作以前では、「ディア・ハンター」(1978)や「マンハッタン」(1979)などの作品に出演。
その後は「マディソン郡の橋」(1995)や「プラダを着た悪魔」(2006年)、「マンマ・ミーア!」シリーズにも出演しました。年を重ねても変わらなく、素晴らしい演技を見せる俳優として評価を得ています。
基本情報
ジャンル | ドラマ |
---|---|
公開年月 | 1980年 |
長さ | 105分 |
監督 | ロバート・ベントン |
出演俳優 | ダスティン・ホフマン、メリル・ストリープ、ジェーン・アレクサンダー、ジャスティン・ヘンリー、ハワード・ダフ、ジョージ・コー、ジョベス・ウィリアムズ、ビル・ムーア、ハウランド・チェンバレン、ジェス・オスナ |
平均点数
評価:3.9/5.0
※2022年1月現在
(引用元:Filmarks)
実際に観た人のレビュー
ホフマンストリープの演技の真骨頂。子どもも最高。パーセルやヴィヴァルディの曲が絶妙なタイミング。
昔、母がこんな旦那さんで出て行くなんて贅沢過ぎと怒ってた。楽しい思い出。
(引用元:Filmarks)
残酷よなあ
親のエゴって言葉で片付けていいんかも難しい
一度は愛し合った仲やのに裁判で戦ったり子供の意思なく親権を取り合ったりほんまに心が痛くなるなあ
けど大人には大人の事情があるって今でこそ理解できる
(引用元:Filmarks)
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