シリアスなテーマとコメディが絶妙なバランスで組み合わさった名作と名高い2020年公開の「ジョジョ・ラビット」。名作といわれる理由を3つのポイントに分けて解説します。また物語のあらすじや実際に観た人のレビューも紹介します。
「ジョジョ・ラビット」のあらすじ
物語の舞台は第二次世界大戦下ドイツ。気弱で心優しいジョジョ(ローマン・グリフィン・デイビス)はナチスの立派な兵士になるために空想の友達アドルフ(タイカ・ワイティティ)と一緒に日々訓練をしていた。しかし、訓練の過程でうさぎを殺すこともできない気弱なジョジョ。そんなある日ジョジョは屋根裏に潜んでいるユダヤ人少女エルサ(トーマサイン・マッケンジー)と出会う。初めはユダヤ人に対して警戒するジョジョであったが、次第に打ち解けあっていきジョジョの気持ちにも変化が訪れていく。
「ジョジョ・ラビット」の基本情報
ジャンル | 戦争、コメディ |
---|---|
公開年月 | 2020年 |
長さ | 109分 |
監督 | タイカ・ワイティティ |
出演俳優 | ローマン・グリフィン・デイビス、タイカ・ワイティティ、スカーレット・ヨハンソン、トーマシン・マッケンジー、サム・ロックウェル、レベル・ウィルソン、アルフィー・アレン、Stephen Beck |
「ジョジョ・ラビット」が不朽の名作であるポイントを3つに分けて解説!
1.重たいテーマを絶妙なバランスでコメディに描く
引用元:https://www.cleveland.com/entertainment/2019/10/jojo-rabbit-is-it-a-chilling-black-comedy-about-yesterday-or-today.html
「ジョジョ・ラビット」の1番の特徴は、ナチスという戦争映画をテーマにしながら、コメディ要素があることです。今までのナチス映画のほとんどは重い雰囲気で構成されているものが多いです。一方「ジョジョ・ラビット」はジョジョの空想の友達としてヒトラーとのやりとりが面白おかしく仕上がっています。いわばナチスという暗い歴史の重たい雰囲気とコメディの雰囲気のバランスが絶妙であり、観やすい作品に。それでいて正義・愛・友情といった要素を通して主人公の成長が描かれていいくのは、文字通り「笑いあり涙あり」といえます。
2.ジョジョが一人のユダヤ人と出会う成長の物語
引用元:https://www.cleveland.com/entertainment/2019/10/jojo-rabbit-is-it-a-chilling-black-comedy-about-yesterday-or-today.html
「ジョジョ・ラビット」の1番の特徴は、主人公のジョジョが一人のユダヤ人少女と出会うことによる物語であるということです。ジョジョはナチスに夢中な10歳の少年。そんなある日屋根裏に潜むユダヤ人のエルサと出会います。当初はエルサに対して懐疑的な存在として扱うジョジョですが次第に自分が信じるナチスに対して疑問を持つように。エルサを通した様々な経験からジョジョは次第に大人へと近づいていきます。その成長の過程が要所要所に描かれており、大きなポイントになっています。
3.ヒトラーをタイカ・ワイティティ監督自身が熱演!
引用元:https://www.cleveland.com/entertainment/2019/10/jojo-rabbit-is-it-a-chilling-black-comedy-about-yesterday-or-today.html
「ジョジョ・ラビット」の大きな設定の一つに、ジョジョの空想の友達としてヒトラーが出てきますが、その役を監督であるタイカ・ワイティティ監督自身が演じています。ワイティティ監督は母にユダヤ人の母を持ち、ナチスには特別な思い入れがあったでしょう。ナチスというテーマに型破りの発想で挑戦した監督の力量を感じられます。
「ジョジョ・ラビット」のFilmarksの平均点数
評価:4.2/5.0
※2021年11月現在
(引用元:Filmarks)
「ジョジョ・ラビット」を実際に見た人のレビュー
こんなに一つの作品で多くを学べる映画は無いと思います。
映像もとても綺麗でストーリーもポップでコメディな中に急に現実を突きつけられたりして、戦時中の激動を感じることができた気がします。
とにかくジョジョとヨーキーが愛おしかったです笑
いつか子供ができたら絶対一緒に見ようと思います!
最高でした!
(引用元:Filmarks)
コミカルに進むストーリーを楽しみながらも冷酷な時代背景が身に沁みる作品だった。
ナチス終盤の世界を新しい視点で描いている。子供たちを取り巻く環境や教育に心が痛んだ。大人の嘘に翻弄されながらも真実を見つけようとする姿がここまでリアルな戦争物は初めてだったと思う。
踊りたくなる音楽に始まり、一緒に踊るには体も心も重くなる終わりを迎えた。また観たい、素敵な映画だった。
(引用元:Filmarks)
ナチスの中にいる人を描いた作品を見たことなくて、そうか‥中の人っていう側面もあるよな‥と凄く考えが広がったように思いました。
そういった面だけでなく単純に映画として音楽とテンポやデザイン面の良さ、物語としての魅力、全て含めて大好きです!
(引用元:Filmarks)
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