“未知なる存在”であるUFOの魅力に引き込まれる人々を描いた名作と名高いスピルバーグ監督作品「未知との遭遇」。名作といわれる理由を3つのポイントに分けて解説します。また物語のあらすじや実際に観た人のレビューも解説します。
あらすじ
数十年前に姿を消した戦闘機が突如メキシコの砂漠に発見されるなど、世界各国で不可解な事件が連発して発生する。アメリカインディアナ州に住む少年バリーや電気技師のロイは怪しい光に遭遇する。UFOに遭遇した人々は突如姿を消したり、同じ夢や幻覚を見始める。UFOをテーマにしたスティーブン・スピルバーグ監督のSF映画の傑作。
基本情報
ジャンル | SF |
---|---|
公開年月 | 1978年 |
長さ | 135分 |
監督 | スティーヴン・スピルバーグ |
出演俳優 | リチャード・ドレイファス、フランソワ・トリュフォー、テリー・ガー、メリンダ・ディロン、ボブ・バラバン、J・パトリック・マクナマラ、ロバーツ・ブロッサム、ランス・ヘンリクセン、ケリー・ギャフィ、カール・ウェザース |
名作ポイントを3つに分けて解説!
1.SF映画の金字塔!未知なる宇宙人の存在を巧みに表現
引用元:https://www2.bfi.org.uk/news-opinion/news-bfi/features/why-i-love-close-encounters-third-kind
「未知との遭遇」の1番の特徴は、SF映画の金字塔として名高い作品であることでしょう。スティーブン・スピルバーグ監督作品の第4作品目である本作品ですが、公開と同時に爆発的なヒットを起こしました。それもそのはず、未知な存在としてのUFOや宇宙人を描いた作品でここまでリアリティを持たせたものはなかったからです。宇宙人という道なる存在と接触していく様はのちのSF映画に多大な影響を与えました。
2.UFOを見た人の次第に魅力に取り憑かれる不気味さ
引用元:https://www2.bfi.org.uk/news-opinion/news-bfi/features/why-i-love-close-encounters-third-kind
「未知との遭遇」の見どころの1つは、UFOを見た人が次第に魅力に取り憑いていく様子です。物語の中ではUFOの光を見た人々は、同じ夢や幻覚を見るようになり次第に常軌を逸した行動につながっていきます。そういった描写がどこか不気味に感じられるのが大きな特徴です。未知なものに対して知りたいという人間の欲求を狂気的に描いているのがとても印象的な作品に仕上がっています。
3.スピルバーグ監督の強いこだわりがつまった作品
引用元:https://www2.bfi.org.uk/news-opinion/news-bfi/features/why-i-love-close-encounters-third-kind
「未知との遭遇」の中には、監督であるスティーブン・スピルバーグ監督のこだわりがたくさん入った作品です。たとえば、物語の中にUFOが空から降りてくるシーンがあるのですが、降りてくるUFOが縦に回転をして降りてくるのです。なぜ横ではなくて縦なのか、理由はなんにせよ監督の強い意志によって決められた内容であることは間違いありません。他にも宇宙人と交信するための曲の音階を5音しか使わなかったりと強い思入れが入ってる作品です。
管理人が選んだ名シーンを紹介!
「未知との遭遇」には様々な名シーンが存在しますが、その中でも管理人が厳選した名シーンをご紹介します。
名シーン:UFOを見たロイが家の中で山の模型を作るシーン
引用元:https://www.miaminewtimes.com/film/close-encounters-of-the-third-kind-movie-review-9617671
主人公ロイを含めUFO見た人は、頭の中に謎のイメージが浮かぶようになります。イメージは共通して見たこともないような岩山であり、その山のことが気になり始めるのです。次第にそのイメージが気になりすぎてしまい、仕事にもいけなくなってしまいます。そしてロイはその山の模型を作成しようと、庭にあるレンガや砂を家の中に入れ始めます。それを見た家族はついに彼のもとを離れていきます。近所の人から怪しい人を見る冷たい視線をもろともせず、模型を作るのに必死になっている様がとても不気味で名シーン!
平均点数
評価:3.6/5.0
※2021年11月現在
(引用元:Filmarks)
実際に観た人のレビュー
さすが名作、今見ても面白い。
映像も40年以上前に撮影されたものとは、思えないほど迫力がある。
(引用元:Filmarks)
久しぶりに鑑賞。公開時かなり話題になり大ヒットした。当時は理解不能なところがあったが、改めて分かった部分もあり、充分楽しめた。
今観ると SFXが稚拙な点は否めないが、当時はすごい迫力だった印象。スピルバーグはジェイムス・キャメロンとの対談の中で、「E.T.」はこの作品の続編だと認めていた。
トリュフォーは役者としても、マスクも良いし充分いけたかもね。
(引用元:Filmarks)
人類と異星人のファースト・コンタクト。これはスピルバーグの子供時代の記憶や体験が詰め込まれた映画でもあります。盲目的にUFOの存在を追いかける主人公ロイは家庭を離れたスピルバーグの父親とオタク気質な彼自身をかけ合わせたようなキャラクターです。周りを見失ってなにかに没頭する人間は客観的に見ればろくでなしだが、なにかに没頭できる無垢な人間こそが常識を打ち破り真実にたどり着ける。SFでも普遍的なテーマが根底にあれば多くの人の共感を得られる。だからスピルバーグはすごい。
(引用元:Filmarks)
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